私は、私のことが嫌いだった
昔の私は、鏡を見るのが苦手でした。
写真もなるべく避けたい。人にどう思われるかばかり気にして、自分を肯定できなかった。
そんな私が「自分を整えよう」と思ったのは、体の異変がきっかけでした。
不整脈や乳がん、甲状腺の腫瘍――
それは、体からの「ちょっと立ち止まいてみて」というメッセージだったのかもしれません。
心も体もボロボロだった私は、ある日ふと「自分を好きになりたい」と思いました。
そこで始めた、5つの小さな「整える」習慣。
今、私は自分のことを、けっこう好きです。
1.顔を整える=「自分と向き合う時間」
美容医療、はじめは怖かったんです。
でも、やってみたら“自分とちゃんと向き合う時間”になりました。
たとえば、
- 目クマとり
- 眉下切開でまぶたのもたつきを解消
- シミ取りレーザー
- ピコトーニングやプロファイロで肌質改善
正直、ダウンタイムはボクシング後のような顔に(笑)
でもね、それでも「私、よくがんばったな」って思えた。
鏡を見るたびに、「あ、私わるくないじゃん」って。
「顔を整える」って、自分とちゃんと向き合う行為なのかもしれません。
2.髪を整えると、気持ちまで整う
昔は1000円カットで済ませていたけど、少し余裕ができて美容室に通うように。
不思議だけど、髪を整えるだけで、気持ちもしゃんとするんです。
1か月~1.5か月に1回のペースで、美容室に行って整えてもらうと
季節や気分の変化にちゃんと自分が追いついている気がして、
「私、ちゃんと今を生きてる」って思えるようになった。
髪の印象って、けっこう大きい。
顔が疲れてても、髪がきれいなら、ちゃんとして見える。
大人の女性の“土台”って、髪かもしれません。

3.ネイルは、目に入るたびに「私、好きかも」って思わせてくれる
私は54歳で初めて、ネイルサロンに行きました。
最初はちょっと恥ずかしかったけど、やってみたら最高!
だって、鏡を見なくても、手元はいつも視界に入る。
そのたびに、「かわいいな」って思える。
ネイルって、自分だけがわかるオシャレ。
他人のためじゃなく、自分のテンションを上げるための小さな魔法。
しかも、意外と気づかれます。
「きれいですね」って言われるたびに、ちょっと照れつつ、でもうれしい。

4.健康を整える=自分の体と仲直りすること
私は50歳で乳がんが見つかり、その後不整脈や甲状腺の腫瘍も判明しました。
通院生活が始まり、病院とのお付き合いが続いています。
でも、病院に通ってみてわかったのは、体とちゃんと向き合う大切さ。
無理をしていた過去の自分に気づくチャンスになりました。
張り紙や先生の言葉、処方箋の説明――
そこに「整えて生きるヒント」がたくさんあることにも気づきました。
健康って、何よりの土台。
ちゃんと眠れて、ちゃんと動けて、ちゃんと食べられる。
それだけで、人生はすごくラクになる。
5.朝時間は、自分だけの「会議室」
私は朝が好きです。
誰にも邪魔されない、静かな時間。
コーヒーを飲んで、ノートを開いて、自分と会議する。
「今日、何がしたい?」
「いま、不安に思ってることは?」
自分と向き合うと、モヤモヤがほどけてくる。
起業のこと、副業のこと、発信のこと――
全部、この朝時間から始まりました。
朝の10分で人生が変わる。
これは大げさじゃなく、私の実感です。

おわりに:「私は、私を好きになった」
自分を好きになるのって、
急に「自信を持つ!」とか「ポジティブに!」ってすることじゃなくて、
ただ静かに、自分を整えていくことだと思います。
顔を、髪を、手元を、体を、時間を。
少しずつ整えていったら、不思議と、心まで整ってきた。
あの頃の私には想像もできなかったけど、
今、私は自分のことをけっこう好きです。
そしてこれからも、ちょっとずつ、自分を育てていきたい。
そんなふうに思える50代の今が、けっこう気に入っています。